タグ別アーカイブ: シンギュラリティ

スーパーにおいてある寺岡精工の逆浸透膜ろ過給水機が放射性物質を除去

寺岡精工(本社・東京)が開発した、水道水をろ過し、給水する装置が、原発から約40キロの距離にある福島県飯館村の水道水を装置に通し、実証検査したところ、大人の摂取基準超の放射性物質濃度が、検出下限値以下に低下したと発表した。

3月26、27日の2日間、寺岡精工は飯館村役場の協力の上、複数回に分け、役場の水道水を同社製ろ過給水機に通し、実証検査。濾過後の水を、文部科学省から放射性物質使用許可を受けた民間会社に持ち込んだ。検査の結果、1kgあたり600ベクレルとヨウ素131の濃度が最高の検体を含め、すべて検出下限値(同18ベクレル)以下に低下したという。大人の摂取基準値は同300ベクレルで、その2倍の濃度の水道水も“飲める水”になったことになる。海外の機関にも依頼し、精査結果を待っている。

この装置は「ECOA」ブランドシリーズで、逆浸透膜ろ過というシステム。水道水より純粋を作り、給水・販売する。スーパー、ドラッグストアなどに置かれることが多いECOAは、全国で約4000台が稼働中。購入の場合の値段は、仕様により異なるが、約250万~720万円(オフィス用は約100万円)だという。

寺岡精工によると、逆浸透膜システムを使った給水機を製造しているメーカーは複数あり、水道水に対して、同じような効果(放射性物質の濃度低下)は望めるかもしれないが、実際に汚染された水道水を用いて、実証したのは「おそらく弊社が、初めてではないか」という。同社の国内シェアは「5~6割」。同社製は内部循環方式などで独自性が高いとのこと。

Reference:
・スポーツ報知「スーパーの給水機がヨウ素を消した!「寺岡精工」の逆浸透膜ろ過給水機」 http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20110402-OHT1T00047.htm
・Cache http://megalodon.jp/2011-0405-1233-08/hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20110402-OHT1T00047.htm
・寺田販売 ECOA濾過能力測定結果: http://www.teraoka-hanbai.com/modules/tinyd9/
・放射能測定結果報告書: 20110328 PDF

カーボンでマイクロマシン(と大学のロゴ)を製造

Copyright © 2011. Brigham Young University.

米国ユタ州にあるブリガムヤング大学(Brigham Young University)の物理学科の生徒Taylor Woodとその教授Robert Davisが、カーボン(炭素)分子を使って、小さなマシンを生成させる新しい方法を使ってちょっと面白いことをしたようです。 続きを読む

ナノ・メゾスケールでの分子ロボット開発に向けたDNA分子モーターの移動とリアルタイム観測に成功

京都大学物質-細胞統合システム拠点(iCeMS=アイセムス)教授杉山弘、iCeMS准教授遠藤政幸らの研究グループと英国オックスフォード大学は平面構造上に作成したDNAオリガミと呼ばれる1辺100ナノメートル(nm)程度の長方形平面構造体に、DNAからなる約100nmの長さの”レール”を作成し、そのレールに従って1分子で動作するDNA分子機械を移動させることに成功しました。 続きを読む

ナノ粒子を計測可能なデバイスを開発

マイクロ流体チャネル(明るいパターン)と分析器の電極(黄色)の光学顕微鏡図。ナノ粒子はチャネルを通り、流体の流れで一時停止し、それぞれ計測場を通ることで検知されます。(C) J.L. Fraikin and A.N. Cleland, UCSB

カリフォルニア大学サンタバーバラ校(以下UCSB)の科学者によって、ナノ粒子の分野で正確な計測が可能になりました。

UCSBリサーチチームは、個々のサイズが直径20−30ナノメートルのナノ粒子を検出可能な機器を開発しました。本研究は今週のNature Nanotechnologyのオンライン版に掲載され、4月号に印刷された号は掲載されます。

「このデバイスはナノ粒子分析における幅広い応用の可能性を開くでしょう。また、水の分析や薬品開発他、バイオメディカル分野においてこの新技術を使った開発が最適であると思います。」と本研究の主任執筆者であるJean-Luc Fraikin氏は言っています。この機器は、UCSBの物理教授Andrew Clelandの研究室でUCSBのサンフォード – バーンハム医学研究所の著名な教授、Erkki Ruoslahtiグループの協力により開発されました。

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supercomputer

Intel 2020年頃にエクサフロップスへ

米インテルのシニアフェロー兼インテルアーキテクチャー事業本部CTOのスティーブ・パウロスキー氏が4日来日し、将来の展望について説明した。

氏の説明によると、2020年ごろにはエクサスケール(エクサフロップスレベル)の処理能力が求められるとのことで、現在研究中の技術を徐々に製品に投入していくことで、最終的に実現させると述べた。

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Solving mazes with memristors

メモリスタで迷路を解く: 大量の並列アプローチ

Solving mazes with memristors南カリフォルニア大学のユーリー・パーシンとカリフォルニア大学サンディエゴ校のマッシミリアーノ・ディ・ヴェントーラが、arxiv.orgに2月28日に発表した論文によると、彼らは、メモリー付きのレジスター”メモリスタ”のネットワークを使って迷路を簡単に解くことに成功したそうです。

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全世界のコンピュータパワーが一人の脳に追いつく

全世界の60種類のアナログ、デジタル双方のテクノロジーに関し、1986年から2007年の間、技術的に収容可能な容量、通信、そして情報処理にかんして調査したところ、2007年にヒトは一般的なパソコンで下記の機能を持つまでになった。

容量: 2.9×10^20バイト(年23%増(保存された情報として))
通信: 2×10^21バイト(年28%増(双方向通信として))
処理能力: 秒間6.4×10^18命令/秒(年58%増(コンピューティング能力として))

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1立方ミリのコンピュータ

数ナノワットしか消費しないプロトタイプセンサーで、目からグルコースを計測可能になる日が来るかもしれない。

緑内障にかかっているヒトの目の中に1立方ミリの大きさしかないこのセンサーを移植することで、1日24時間圧力を計測しドクターにデータを転送する。

この新しいデバイスは、今週の早い段階にミシガン大学の研究者によってサンフランシスコにある国際ソリッドステート回路会議で報告され、四角形の薄いガラスの中にプロセッサ、メモリー、圧力センサー、太陽電池、薄膜リチウムバッテリー、送信機がひとまとめになっているとのこと。

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ヒトiPS細胞から正常な機能を示す心筋細胞を得る基本的技術が確立される

京都大学再生医科学研究所/iPS細胞研究所の山下潤准教授研究グループと京都大学内分泌代謝内科の中尾一和教授は、ヒトiPS細胞(およびマウスiPS細胞)からの心筋分化の際に、サイクロスポリンA(以下CSAという)を作用させることで、効率良く心筋分化を誘導できることに加え、本方法で誘導した心筋細胞は、心筋特異的な機能や構造を有し、正常な心筋に近い電気生理学的反応や微細構造を示すことを明らかにされました。

本成果のポイントは下記にあると考えられます。

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日産数百グラムオーダーの単層カーボンナノチューブの生産能力を実証

独立行政法人 産業技術総合研究所のプレスリリースによると、同研究所ナノチューブ応用研究センターは、日本ゼオン株式会社の協力を得て、スーパーグロース法により日産600gの炭素純度99.99%以上の高純度炭層カーボンナノチューブの生産能力を実現させたとのこと。従来の実験施設での合成は日産1g程度であったため、飛躍的な進歩であると考えられるであろう。

本成功により、透明導電膜、太陽電池、薄膜トランジスタ、キャパシタ等への応用に弾みがつくことを期待したい。

産総研: 大量生産で単層カーボンナノチューブの研究開発を加速
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2011/pr20110214/pr20110214.html